日本で看護師として働いている人の中には海外で働きたい人もいるのではないでしょうか。看護はどこの国でも必要とされる職業であり、どこの国でも人手不足の状況です。しかしながら、日本の看護師免許を取得した看護師が海外にいってもそのまま看護師として働くことはできません。各国ごとに看護師免許を取得する必要があるのです。しかしながら、あまり知られていませんが、海外研修の場合には現在所持している免許で十分です。新たに取得する必要はありません。

各国の看護師免許については状況が国によって異なります。アメリカやカナダでは州によっても異なりますが、教育機関で一定の単位を取得して試験に合格したら取得可能です。その一方で、オーストラリアとニュージーランドでは、日本の看護師免許を持っていてなおかつ実務経験がある人の場合、英語の試験を合格すればそれだけでオーストラリアとニュージーランドの看護師免許を得ることができます。いずれにせよ、語学力は必要不可欠です。

海外で看護師として実際に働く場合には、書類をいろいろと準備する必要があります。申請書をはじめとして卒業証明書、病院の照会状、看護師証明書などは必須の書類です。他にも、英語の資格試験の結果も参考書類として提出する場合もあります。もちろん、国よって提出書類は異なりますのであらかじめ確認しないといけません。ちなみに、こうした書類は日本語ではなく英語で作成する必要があります。